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2025.1.26
Bar NISHIJIMA4杯目収録の様子 左:Aマーケティング平岡さん 右:西島

西島:始まりました。BarNISHIJIMA4杯目です。この番組では、SEEDの社長である西島がいろんな分野の専門家をゲストにお呼びし、あまり意図を持たず、 基本的にはゆるーくお話しする番組です。4杯目のゲストは、Aマーケティングの平岡謙一さんです。 こんにちは。

平岡さん:こんにちは。よろしくお願いします。

西島:平岡さんとは一緒にいろいろ仕事させていただいています。シードグループ会社シードプラスのCMO、チーフマーケティングオフィサーをしていただいていますし、カルチャーリンクマレーシアの会社の株主としても、役員としても一緒にジョインしていただいています。ありがとうございます。

平岡さん:はい。こちらこそありがとうございます。

西島:平岡さん早速ですが、自己紹介をお願いいたします。

平岡さん:はい、私、静岡県清水区出身の平岡と申します。元々は大学を卒業した後、東芝キャリアっていう富士市にある会社に勤めたんですけれど、富士市から東京までずっと新幹線で通勤していたので、その途中何かやれることがないかなってことで、当時副業として始めたのがアフィリエイトっていう手段になります。そこからアフィリエイトをやって、自分でホームページを作って、どんどん商品が売れていく。売れた商品がお客様から満足いただいて、こういう素敵なサイトを作ってくれたらいいなと言われるようになったので、そこからどんどん、東芝の頃やっていたエンジニア、機械に向き合うところから、人に向き合いたいなっていうところで、マーケティングにどっぷりはまって、20年になります。得意なことというと、売れるための仕組み作り、全般ですかね。特定の手段でホームページ作るだけとか、広告を運用するだけじゃなくて、一歩引いたところで、僕のイメージではオーケストラの指揮者をイメージしているんですけど、いろんなプロの方たちをその都度集団で作って、チーム一体となって売れるための仕組みづくりを構築する、そんな事業をやっています。

西島:すごいですね。今も一緒に仕事しているので、すごいのは重々実感しておりますけれども、初めて聞きました。やっぱり物に向き合うよりも人に向き合うというところを平岡さんが変えてマーケティングに至ったというのは、 今日初めて聞いて嬉しく思っています。

忘れるところでしたが、今日はBarNISHIJIMAが平岡さんに合わせたお酒をご用意する予定なんですが、 平岡さんがあまりお酒が飲めないと聞いておりますので、 今日はコーヒースパークリングという、実はうちもタリーズコーヒーをやっているんですが、そのコーヒーを炭酸飲料で割った新しい形のコーヒーをご用意させていただいています。これは平岡さんが、昔からあるもの、既存のものみたいなものを両にらみながら、新しい側面を見出して、さらに進化させていく、みたいな僕の勝手なイメージがあるので、今日ご用意させていただきました。

平岡さん:光栄です。ありがとうございます。

西島:毎度毎度出演料は無しなので、これで許してください。それでは

西島・平岡さん:乾杯!!

西島:ありがとうございます。シードプラスにもいろいろ貢献していただいて、平岡さんとの出会いって、もう2年ぐらいですね。

平岡:そうですね、2年ぐらい前ですね。

西島:共通の知人を介して1回出会ってから、ぜひシードプラスで一緒にやりましょうと話させていただいてそこからのジョインですね。

平岡さん:そうですね。もう2年前になるんですけど、初めてヒデ(西島)さんとお話しさせていただいた時のことをすごい覚えています。一番大きかったのは地域に対して貢献したいと想いをシードプラスさんであったりとかヒデさんが他にされている事業からすごいにじみ出てきたんですよ。僕自身もずっとマーケティングを手伝いしてたんですけど、どうしても上場企業さんであったりとか、名前出すとDMMさんとかヒマラヤさんとかANAさんとか大手ばっかりサポートさせてもらってたんですね。頂ける金額が大きいっていうのもありましたし、僕自身が大きいところでやっていく、自分自身は東芝出身だったんで、大きなところの社内の政治圧力みたいなのがわかるので、そこを上手くコントロールできるってことで大手さんばっかりやってたんですよ。でもヒデさんとお話しさせていただいて、やっぱ日本ってこれから中小企業さんがもっと活躍していった方が良い国になるし、とはいえ、日本の中小企業さんって現状のご予算でいうと、相対的にない中で、大手企業さんであったり、僕もそうでしたけど、どうしてもコンサルフィーっていうのだけで目が眩んじゃうと大手の方が費用対効果がいいんですよ。でもそればっかりやっていくと本当に日本もよくならないし自分自身もこれからやっていくときにお金だけで案件を選ぶのか、そうじゃなくてヒデさんみたいに理念で選ぶのかってなった時に静岡県出身で、岐阜県に住んでて地方に所縁があるので、これから地方をサポートしたいってほんとそういうものがあったタイミングで、理念を聞かせていただいたので、これから一緒にやりたいなと思って、ジョインさせていただいた形になります。

西島:ありがとうございます。本当そう言っていただいたら嬉しいですね。僕も中小企業に関わらせていただいて、本当に思うんですけれども、やっぱり一番足りてないところって、マーケティングだと思うんですよ。やっぱり売れるものを一生懸命作ってらっしゃるような企業さんってとても多くて、でも、それをどうやってみんなに知ってもらったらいいの? みんなに買ってもらうにはどうすればいいの?みたいなところが、やっぱり困ってらっしゃる。 社内にもできる人がいらっしゃらないし、かといって、大手の電通さんに頼むみたいなこともなかなかできないと思うんですね。 その中で、私たちもそういう企業さんとか関わって、やっぱりやっていくんですけど、ご予算的にも、そんな大それたことができないという中では、僕も今でも思っているんですけど、デジタルっていうのが本当に未来の活路を切り開く一番いい武器だと思っているんですよ。なので、本当に平岡さんとのコラボはありがたくてですね、そんな企業さんをぜひたくさんサポートして、ぜひ世界に連れて行きたいですよね。

平岡さん:はい。シードさんの理念に近いと思うんですけれど、僕もやっぱり素晴らしい商品を持たれている方、それまでは大手が多かったんですけれど、海外に進出したいというお話をよく聞くんですよ。その時に東南アジア、今進出する企業さんすごく多かったので、越境支援っていう文脈の中で海外移住を決意したんですね。とはいえなんですけど、やっぱりご予算があるところだから海外に行けるっていうのもあった中、ヒデさんがおっしゃった通りで地方の中小企業さんは素晴らしい商品を持ってるけれどマーケティングの仕方がわからない。素晴らしい商品持ってるけど海外に行くやり方がわからない。そうなった時に実は今までのマスマーケティングと呼ばれる例えば1000人いらっしゃるお客様に対して、最大公約数的に800人にターゲティングするっていうマスマーケティングのやり方から、今のデジタルマーケティングであれば 1000人の人に対してピンポイントで10人にターゲティングできる。これってまさしくグローバルニッチを持たれている地方の中小企業さんこそ使う戦略で、それであれば海外の進出をサポートできるので、そういった観点からもシードプラスさんと一緒に地方の企業さんで素晴らしい商品を持っている方たちを国内だけじゃなくて海外にも進出を支援したい。そうなったときにアジアのハブスポットであるシンガポール、マレーシアあたりはすごくいいエリアかなと思っています。

西島:僕も平岡さんと同感で、日本の企業をこんな簡単に世界に行けるんだっていうのを 一緒に理解してもらって、世界企業をたくさん作っていけば地域創生になるのかなというふうには思っています。ありがとうございます。

平岡さん今もマレーシアに住まれているということで、日本に来ていただいてありがとうございます。ちょっとマレーシアのことについてお伺いしてもよろしいですか?

平岡:はい。

西島:住んでる肌感でマレーシアってどんな国ですかね?

平岡;はい。一言で言うとマレーシアどんどん伸びてます。どんどん伸びているっていうところと、アジアの中では全てが平均値。この2つがキーワードになるかと思います。

西島:平均値。面白いですね。平均年齢は29歳だとか?

平岡さん:そうですね、若いですよね。

西島:平均値ってどういう?

平岡さん:例えばシンガポールであったりとかタイ、ベトナム、いろんな国がある中で、 年齢であったりとか市場の伸び率であったり、所得であったり、治安であったり、10点はないんですよ。シンガポールでいうと、物価は10点。フィリピンであれば、物価は3点。こういう風に、いろんな平均値を取った時に、マレーシアは通信簿で言うとオール6みたいな。

西島:おお!いいところですね。静岡につながってますよね。静岡も平均値ですもんね。

平岡さん:僕は静岡平均オール7ぐらいだと思ってました。

西島:僕も思ってます。そういった時に、どういった企業さんが今マレーシアに行ったらいいのかなというのが、平岡さんのイメージはありますか?

平岡さん:僕の中ではご予算をある程度、ある程度という表現もなかなか難しいんですけれども、ご予算をいただいたらどんな企業でもいいと思います。

西島:どんな企業でもいける?

平岡さん:なぜなら、やっぱりマレーシアっていうのは、全てが平均値という特性、文化的にもイスラム教の方もいらっしゃれば、中華系の方も人口の2割いたりとか、インド系の方、その他韓国人、日本人、色々いらっしゃるので、テストするんだったら最適な場所なんですよ。 他のエリアで、例えばタイに行ってしまうとなるとタイの国民の方々にしかリーチができない中、シンガポールであれば、すべてが平均値という市場感、成長率もそうですし、物価の高さもそうですし、全てが平均値の中で、いろんな民族の方にリーチができるという意味ですと、今カルチャーリンクさんと一緒にやっているような形で、進出したいという時のテストマーケティングの場所としては、一番最適な場所だなというのが、マレーシアになります。

西島:そういう意味では、ぜひマレーシアに行ってみたいなって人が今増えている状況ですよね。 日本人の方も旅行で結構マレーシアに行かれる方が多いですよね。

平岡さん:そうですね。旅行も増えてますし、留学っていう文脈でも増えてますね。

西島:留学もあついですよね。確かにマレーシアは未来の日本かなという風に思います。

マーケティング支援ということで、 ちょっと変なことを聞きます。日本とマレーシアのデジタル周りの違いというのは何かありますか?

平岡さん:一番大きいのは、日本の方が成熟しているので、やり方が確立されているんですよ。一方、マレーシアの方はまだ確立されていなくて、今だとインフルエンサーマーケティングであったりとか、人の影響力の方が強いのはマレーシア。一方、人の影響力よりは、ちゃんとテクニックでウェブサイト作って、集客して、データ解析してっていう風に回しやすいのは日本という形でマレーシアの方がまだ混沌とはしています。

西島:確かに。本当になんか、平岡さんとマレーシアでSNSマーケティングやりながらですけど、本当に日本と反応の仕方が違うなって。

平岡さん:全然違いましたよね。

西島:肌で感じるので、まさにそういったところに、我々の強みも作れるかもしれないですし、 日本の企業さんがまだまだ参入できる余地もたくさんあるんじゃないかなという風に思っております。

平岡さん:同じように思います。

富士山三島 十割そば 元年堂前にて 左から シード野口・ezu岩野さん・Aマーケティング平岡さん・シード宇田川
富士山三島 十割そば 元年堂前にて 左から シード野口・ezu岩野さん・Aマーケティング平岡さん・シード宇田川

西島:平岡さん。無茶振りかもしれませんが、将来の夢ってあります?

平岡さん:将来の夢は僕の中では元年堂をもっと伸ばしたいというところ。あと、前回出ていた岩野さん達がやっているezuっていう商品ですね。
どちらも日本の素晴らしい文化をお蕎麦であり、衣服という形で表現しているので、これをもっと世界的企業に。マレーシアだけじゃなくて、タイ、ベトナム、シンガポール、いずれはヨーロッパとか、 そういったところまで、これらお蕎麦であったり、衣服であったり、日本の素晴らしい商品を伸ばしていけるという目標頑張りたいと思っています。

西島:ありがとうございます。こんな話をしているとまだまだ時間がかかってしまいそうなんですけれど。このまま白熱したトークを2件目に持っていきたいというふうに思っています。番組はここまでということで。平岡さんありがとうございました。

平岡さん:はい。ありがとうございました。

西島・平岡さん:明日に乾杯!

本日のゲスト平岡謙一さん
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※本内容は、ポッドキャストの音声内容を編集しております。
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