株式会社シード:SEED

広告宣伝、調査・企画、設計・施工、開発・運営サポートを通じて、最適マーケティングソリューションを提供します。

その5/続・「車内改札」もとい「車内検札」から妄想してみる

カテゴリー:

2015年07月02日


浅い知識や考察でモノを書いてはいけないと思いました。
前々回のブログを公開したとたんに
「“車内改札”じゃなくて“車内検札”ですよ」との指摘を受けました。
また、JR○○が“車内検札”を行う背景には、
他のJRとは異なる改札システムを採用しているという理由もあると教わりました。
結局教わることの方が多いという困った結果になりましたが、
まぁ、でも考えようによっては、
何かを伝えてみることでいろいろ学べるということが、
書くことの効能の1つなのかもしれませんね。

images

それにしても、
時速270キロで疾走するのぞみ号の車内で起こったとんでもない事件、
乗車していた方々の恐怖は、おそらくたいへんなものだったのではないかと思います。
想像するだけでもゾッとします。
と、ここでふと気づいたのです。
“車内改札”もとい“車内検札”には、
一昨日までの僕の浅い思考では及びもつかなかった
大きな意味があったのではないかと…。
つまり、安全管理のために
不審者の有無や不審行動を見張るための検札だったのではないかと、
ふと気づいたのです。
JR○○さんゴメンなさい。(なぜ、まだ匿名?)
車内検札は安全品質のクオリティを支える
きわめて重要なソフトだったのですね。

 

いや、ちょっと待った!
だとしたら、なぜこんな事態が…!? というか、
リュックに隠されていたとはいえ、
10リットル入りのポリタンクが車内に持ちこまれていたことが、ちょっと衝撃です。
危険物の持ち込み禁止は明確に謳われているわけだから、
本来そういった事態を排除する仕組みもあってほしいところですが、
現状、車内検札はそのためのソフトにはなっていないということですね。
そもそも、昼間のガラガラの鈍行に限って車内検札が行われることには、
やはり安全管理の意図は見出せません。

 

ただ、ことは悪口で済まされる問題ではないと感じています。
今回の事件が突き付けた現実は、
日本の大動脈である東海道新幹線では、現状のチェック体制のままだと、
割と手軽に「自爆テロ」などが起こせてしまうということだと思います。
最近のさまざまな事件を通じて、テロリズムや反社会的な暴力行為が、
我々日本人にとっても対岸の火事ではなくなりつつあります。
生活者の価値観の中で「生命の安全」が際立って意識されるようになると、
特に東京-大阪間における新幹線の
トランスポーターとしての圧倒的な優位性にも翳りが出てくるかもしれません。

P1030937

すでに何人もの専門家がメディアで語り始めているように、
開かれた利便性と強固なセキュリティとは、
おそらくトレードオフの関係にありますが、
利用者の視点に立てば、
どちらかを選択すればいいというような単純なことではなく、
多くの利用者の一応の納得が得られるような
最適バランスを見極めていくということになるのだと思います。
JR○○には難しい検討が迫られているといえます。
ただ、その“最適バランス”を実現させるためのソフトとして、
「車内検札」をうまく活用できるような気もするのですが…。
まぁ、あくまでも妄想です。